基本的な最上級の文

比較に関する表現は、中学英語の文法の中でも、特に重要なものの一つです。
最上級はイメージ的に比較級よりわかりやすいと感じる人が多いようですが、やはり、ちゃんと内容を考えないと誤解しかねません。
基本がバッチリならば、複雑な文でも誤解しにくくなるので、まずはしっかり基本的な法則を把握してくださいね!

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もくじ

◆ 最上級とは?

◆ 最上級の不規則変化

◆ 最上級の文の例文


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最上級とは?

3つ以上のものの中で、「一番大きい」「一番おもしろい」などの意味を表したいときに、「最上級」を使います。
最上級の形容詞や副詞の前には、theを使うことが多いです。
中学程度では、「最上級では常にtheを使う」と考えて、ほとんど問題ありません。

形容詞や副詞を最上級にするには、基本的に・・・

・bigやoldなどの短い単語は、単語1語で"〜est"の形に
・interestingやbeautifulなどの長い単語は2語になり"most 〜"の形に

なります。

また、「〜の中で」を表すには、〜のところに

・グループや場所などの名前がくるときは"in"を
・ひとつひとつ、ひとりひとりを意味する複数形の名詞がくるときは"of"を

使います。


最上級の不規則変化

最上級の語形変化も、動詞の過去形などと同じく、基本的な法則に当てはまらない特別な変化をする語もあります。

・good, well, very muchの比較級は、"best"
・many, muchなどの比較級は、"most"
・badの比較級は、"worst"

中学程度では、このくらいがわかっていれば特に問題ないでしょう!


基本的な最上級の文の例文

(1) 彼は4人の中で一番年上です。
He is the oldest of the four.
→「一番年上です」なので、theを前に置き、oldを最上級にして"oldest"にしました。
比較対象は「4人の中で」と、複数のものなので、"of the four"としました。

(2) 彼女はクラスの中で一番上手にピアノを弾きました。
She played the piano the best in my class.
→「一番上手に」なので、theを置き、wellを最上級にして"best"にしました。
比較対象は「クラスの中で」と、グループの名前なので、"in my class"としました。

(3) 彼は私達の中で一番多くのCDを持っています。
He has the most CDs of us all.
→「一番多く」なので、theを置き、manyを最上級にして"most"にしました。
比較対象は「私達の中で」と、ひとりひとりの集まりなので、"of us all"としました。

(4) 彼らは日本で一番人気のある歌手です。
They are the most popular singers in Japan.
→「一番人気のある」なので、theを置き、famousを最上級にして"the most famous"にしました。
比較対象は「日本で」と、場所を表しているので、"in Japan"としました。


まとめ

・短い単語の最上級は"〜est"
・長い単語の最上級は"most 〜"
・比較対象を言うために"of"や"in"を使う


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