SVOCの文

いきなりSVOCと言われると、難しそうに見えるかも知れませんね。
この文型の英文もSVOOの場合と同様に、構文として捉えると理解しやすくなると思います。
SVOOと対比して読み比べるのも効果的ですよ!


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もくじ

◆ 「SVOC」とは?

◆ SVOCになる動詞の例

◆ SVOCの例文

◆ SVOOとSVOC


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「SVOC」とは?

まずは文の要素について簡単にご説明しておきます。

S=主語(動作の主体となる言葉)
V=述語動詞(動作そのものを表す言葉)
O=目的語(述語動詞の対象を表す言葉)
C=補語(SVOCの場合は、Oの状態などを表す言葉)

です。

SVOCの文は、O=Cと言われています。

この文型の補語は、目的語の状態などを表すので、OとCの両方が同じ人や物を表す言葉になります。
だからO=Cと言えるのです。

大まかなイメージはつかめましたか?


SVOCになる動詞の例

SVOCの文型になる動詞の代表例を挙げてみます。

call, name, make...

これらは全て、「OをCにする」のような内容を表します。

・S+call+O+C.=「SはOをCと呼ぶ」
・S+name+O+C.=「SはOをCと名付ける」
・S+make+O+C.=「SはOをCにさせる」

SVOCになる動詞は他にもまだまだあります。
やはり、動詞が違っても文型が同じならば、英文の構造も和訳のしかたも同じですよ!


SVOCの例文

では、SVOCの英文を和訳してみましょう。

(1) We named our dog Max.
まず主語述語まで訳してみると、

We named=「私達は名付けた」

ですね。
この時点で、「名付けた」と言うからには、このあとに「誰を」または「何を」と、「名前」がくるはず。と予測します。

We named our dog=「私達は私達の犬を名付けた」

「何を」に相当することが言われました。
この後には、「犬に何と名付けたか」が言われるはずです。

We named our dog Max.=「私達は私達の犬をマックスと名付けた」

このように、SVOCであることを理解して、予測しながら次の要素を読んでいけると正確にスムーズに英文を読み取ることができます。
動詞namedが来た時点で、SVOCの文型であり、「何を何と名付けたのか」が言われるはず。と頭の準備ができるようにしたいですね。

他にも、例文と和訳を掲載しておきます。
今訳した(1)と同様に考えると、今後に応用が利きますよ!

(2) His words made me glad.=「彼の言葉は私を嬉しくさせました」

(3) They call the boy Bill.=「彼らはその少年をビルと呼びます」


SVOOとSVOC

詳しい文型の見分け方は、主に高校英語の範囲ですが、一応ここにスタンダードな見分け方を掲載しておきますね。

SVOOは「SはOにOをVする」なので、2つのOは別々の人や物を指します。

SVOCは「SはOをCにする(名付ける、呼ぶ)」なので、OとCは同じ人や物についての表現になります。

つまり、Vのあとの2つの要素が・・・

違う→SVOO
同じ→SVOC

ということができます。


まとめ

・SVOCは「主語+述語動詞+目的語+補語」
・O=C
・name, make, callなどの動詞があったら、SVOCかも知れないと予測する


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